管理人が好きな車両、103系電車について少し書いてみました^^
既に、【過去の車両】になりつつある車両ですが、意外な面もあったりするので見て頂いたら幸いです。
国鉄103系通勤型電車は、1963年(昭和38年)から1984年(昭和59年)という長い期間にわたって製造された直流通勤型電車である。
国鉄初である新性能電車、101系を基に経済性を重視され3447両が製造された。その後の改造等で103系として付番されたのは3637両であった。
103系は「ウグイス」「スカイブルー」「エメラルドグリーン」「オレンジバーミリオン」「カナリア」の基本5色の、カラフルなカラーリングで登場。
今後、路線・地域専用カラーリングなどが登場し、更にカラフルになることになる。
▲ 国鉄103系 初期車原型
個人的に103系は、言うほど低性能でも無い気がします。
当時の通勤型電車としてはかなりの高性能車で、起動加速度はMT比1:1で2.0km/h/s、8M2T編成では3.3km/h/s。
ブレーキに至っては常用最大3.5km/h/sを達成し、非常5.0km/h/sと、空気指令式ながら現代の車両に引けを取らないほど高性能である。
常磐線の所要時間が103系でもE231系でも変わらなかったので、それほど大きな差は無いようにも思えます。
しかし、やはり40年前の電車。老朽化が著しく、「保守」の面ではやはり現代の電車のほうが圧倒的に簡単ですからね。
もし保守面での問題が無かったら、JR西日本のようにJR東日本も103系を使い続けていたかもしれませんね^^笑
騒音面でも、「103系は爆音」とよく言われますが、E231系のモーター音… やはり爆音なもので、
103系よりM車が少ない分の騒音低減くらいのような気もします。しかし最新鋭のE531系やE233系は高速域でもさすがに静かですよね^^
▲ 昔に撮影した武蔵野線の103系で、E27編成クハ103-632。
この車両はインドネシアに渡って主に優等列車として運行されている。
遠い異国でもなお「103系」として扱われている様子で、そんなことになるとは思いもしませんでした。^^;
▲ クモハ103形 3500番台 播但線
▲ クハ103形 高運転台 JR東日本更新車(エメラルドグリーン)
▲ クハ103形 高運転台 JR西日本 体質改善40N車(オレンジバーミリオン)
長い期間製造された103系は、様々なバリエーションがある。
【0番台】 初期に製造された【低運転台、非ユニット窓、非冷房】のスタイル、
1967年から製造された車両は、ディスクブレーキが付いたTR212形台車に変更された。
1970年には冷房試作編成が登場し、1973年からは新製冷房車として製造された。
尚1971年から製造された車両は、客室窓がユニットサッシとなっている。
【低運転台、ユニット窓、冷房車】のスタイルとなった103系だが、
今後もマイナーチェンジを繰り返すことになる。
1974年からは、運転台を高くした高運転台車が登場した。
山手線、京浜東北線のATC化に伴い、運転台の後ろにATC装置が設けられ、その部分の戸袋窓は閉鎖された。
非ATC車については従来通り、戸袋窓は現存していた。
1984年の最終増備の頃には既に201系が製造されており、一部が201系と準じた仕様となった。
【高運転台、ユニット窓、冷房車】が103系の最終スタイルとなった。
他に500番台、900番台・910番台(試作)、1000番台、1200番台、1500番台が存在する。
また、中間車の先頭車化などの改造により、2500番台や3500番台、
101系からの改造で800番台などがあり、実に様々なバリエーションが存在する。
近年、延命のための工事や地域に特化した改造なども施されています。
上記のように、書くだけで疲れるような種類の多さ。^^;
これでもかなり省略して書いてます。103系のことを語るとキリがありません(笑)
当サイトの写真館や、撮影記には103系の写真を掲載しております。是非そちらも合わせてご覧下さいね♪